
世の中に絶えて寒ブリなかりせば 冬の魚河岸のどけからまし
スズキ目アジ科に分類されるブリ(鰤)は、血合いが赤く美しい白身魚です。天然モノは、冬から春に旬を迎えて1m前後にまで成長し、「寒ブリ」と呼ば...
スズキ目アジ科に分類されるブリ(鰤)は、血合いが赤く美しい白身魚です。天然モノは、冬から春に旬を迎えて1m前後にまで成長し、「寒ブリ」と呼ば...
ヒラメ(鮃、平目)は、マダイと並び、代表的な白身魚です。透明感のある身は、歯ごたえのある食感と共に、独特のうま味と適度な脂があり、鮨種として...
知る人ぞ知るカワハギの旨さは、実は当たり前のこと。フグの仲間(フグ目カワハギ科カワハギ属)なのですから。養殖のトラフグを食べるぐらいなら天然...
牡蠣は低脂肪高蛋白で、18種類のアミノ酸、A、B1、B2、Cなどのビタミン、亜鉛、鉄分、カルシウムなどのミネラル、グリコーゲン、タウリンなど...
マダラは、北半球でもっとも重要な魚のひとつです。イギリスとアイスランドは、タイセイヨウマダラの漁業権争いが元で戦争まで発展した程です。日本で...
平たい魚体に大きな頭。巨大な口には鋭い歯が並ぶ、グロテスクな魚、アンコウ(鮟鱇)。しかしアンコウは、「西のフグ、東のアンコウ」とも言われる、...
キチジは、近年キンキの名で広く流通しています。脂がのって上品な旨みのある白身は、刺身はもちろん煮付けにすると絶品です。冬の白身魚の番付は、西...
寒い季節、特に年末年始の味覚の代表として、日本人に好まれているカニ。茹でガニや焼きガニ、カニしゃぶなど、様々な調理法で楽しめます。この時期の...
最近、冬の日本海を代表する絶品の白身として、ノドグロは有名になりました。ところが例によって、ややこしい名前のハナシがあります。アカムツと同じ...
アズキ色した国産マダコの刺身は、身が締まって弾力があり、噛めば噛むほど甘みが出ます。日本のタコの消費量は世界の6割と、圧倒的です。悪魔の魚と...
普段、スーパーや居酒屋で「ししゃも」として販売されているのは、ほとんど「カラフトシシャモ」です。本家本元の「シシャモ」と姿は似ていますが、生...
イクラの値段が、大変なことになっています。バブル期以来30年ぶりとも言われるこの異常な高値、原因は何処にあるのでしょうか。
秋に旬を迎える海の幸は、なんといってもサンマ(秋刀魚)です。 古来より、落語のネタになったり、日本各地でサンマ祭りが行われたり、まさに...
「あまえび」、「なんばんえび」などとも呼ばれるホッコクアカエビ(北国赤海老)は、秋から冬に旬を迎えます。アミノ酸由来成分の旨みが最高です。 ...
アサリ(浅蜊)は、日本人になじみの深い貝。春と秋に旬を迎えます。美味しいアサリの選び方と、完璧な砂抜きの方法について、コツを教えちゃいます。...
暖かい海に棲息し関東以北では馴染みが薄いハタですが、もう絶品に旨いのです。高級魚ながら最近は時々安く出回るので、覚えていて損はありません。 ...
夏の味覚タチウオは、調理し易く、栄養豊富な白身魚。しかし近年漁獲量は激減し、ピーク時の1割程度の水準にまで落ち込みました。
スルメイカは、日本列島の周囲を中心に広く分布します。漁獲量が最も多い魚介のひとつで、食用はもちろん、冠婚葬祭など日本人の生活に欠かせません。...
カジキは「かじきまぐろ」とも呼ばれますが、カジキマグロという魚種は実際には存在しません。カジキは、マグロと全く別の種です。
出世魚のコハダは、シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロと名前を変える。江戸前鮨を代表するネタ。素材の良さを最大限に引き出す酢締めの繊細な仕事は、鮨職人の腕の見せどころ。名前の由来も諸説あり。